« 2012年5月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年6月18日 (月)

潰瘍性大腸炎の解決法  第2部 完

UC : 潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎を英語でUlcerative Colitis(ウルセラティブ・コリティス)と言い、UCと略します。本稿でも簡便のためここからUCと略記します。

Aomayuzumi_4

漢方薬 「青黛」 (せいたい)

藍に属する植物の葉から煎じた「青黛」(せいたい)という漢方薬があります。「青いまゆずみ」ですから青い色をしていて、眉毛が描けそうな粉です(右)。

インターネットで体験談を見ると、これがUCに著効があるようです。「めぐの日記」には、UCの発症から闘病記が詳細につづられています。↓ http://blog.goo.ne.jp/meg20100628uc/e/bb1242486b04c48740b5d3b0a9f91fa8

めぐさんはある時、読者からコメントで、「自分はこれですっかり良くなった」と青黛を勧められましたが、「私はまだ軽い方だから医者の処方を信じてもう少し頑張ります」と言って、使いませんでした。そのうちだんだん状態が悪化して、1年ほどしてやっと青黛をインターネットで購入して飲み始めました。するとすぐに下痢が収まり、それから数カ月で内視鏡検査でも潰瘍や出血も見られなくなったということです。

めぐさんは以下のように書いています。

急激に症状が出なくなった理由
もう1週間くらい下痢が治まってほぼ普通便が1日1~2回になっています
腹痛・出血・粘液・お腹の張りなど自覚症状は全く出ていません
実は・・・9月24日(土)の夜から青黛(漢方)を飲み始めました
朝と夜 約0.5gずつ

漢方医の実例研究結果でも、8割以上の人に著効があったことが報告されています。 以下は昌平クリニック院長の鍋谷氏のサイトからの抜粋です。
http://shohei-clinic.com/nti10-6.html

UCの粘血下痢便に対する漢方処方に青黛を加えた効果について
昌平クリニック院長  鍋谷 欣市
【目的】UCにおける粘血下痢便は、最も主な症状であり、速やかな改善が望まれる。今回はこれらに青黛(せいたい)を加えた処方の粘血下痢便に対する効果について報告する。【方法】対象は、UC患者の治療経過中、粘血下痢便の長引いた例、再燃例など11例であった。【結果】 1~2週で粘血下痢便の改善をみた著効例は5例あり、中には1日で止血した1例もあった。4週間位で改善した4例を加えると、11例中9例82%の有効率であった。一般にまず血便が消失し、それに伴って便も泥状から有形便となり、回数も減少している。【結論】UCの粘血下痢便に対する漢方処方として、桃黄湯、大桃花湯、胃風湯、啓脾湯などに青黛を加えた処方は有用であると思われた。

ここにあるように鍋谷氏は、UCの主症状は「下痢」であるとして、それを治すことを治療の目的としています。これは正しい方向です。

青黛は脳に効いているのではないか

ここまで考察したようにUCの本質が脳の誤作動だとすれば、それが急激に良くなるということは、青黛は脳に効いている可能性があります。さまざまなハーブや薬草が脳に作用します。最近話題の「脱法ハーブ」もその例で、これは脳の働きを乱してしまいますが。 おそらく青黛は、脳からの「洪水指令」を止める、あるいは無効にする作用があるのでしょう。 そして、下痢が収まれば、びらんや潰瘍は自然に消えて行ったということです。これは、潰瘍で下痢が起きているのではなく、下痢で潰瘍が起きている、という普通に考えれば当然の因果関係をはっきりと示しています。

青黛の問題点

このように良い結果が出ている青黛ですが、問題がないわけではありません。
第1には、もし青黛が脳からの指令を止めているとしたら、青黛を服用している間は、異物や毒物が侵入して本当に下痢を起こす必要がある時にも、下痢が起こらなくなる可能性があります。万一食中毒が起きてしまった場合は、危険が増大します。
第2には、 体験談を読むと、しばらく青黛を休止しているとまた下痢が起きて青黛を再開する、という例がほとんどです。つまり根本的な解決ではなく、対症療法の1つで、長期間服用する必要があることです。長期服用で副作用がないかどうか、未解明です。
第3には、効かない人もいることです。前述したように、「頻回な下痢」でスタートしたものではない、「その他のUC」は、脳の信号の誤作動ではありませんから、青黛はあまり効果はなさそうです。昌平クリニックの研究では、青黛が効いたのは8割ということですから、「その他のUC」は2割くらいだと思われます。

これらの問題点はありますが、青黛はUCの改善に効果があると言えます。

UCの予防法

UCには脳の作用が関与しているのではないか、というこれまでなかった新しい考察から、UCの予防法が新たに見えて来ます。UCを予防したり改善したりするためには以下の2つの面から生活を見直すことが効果的でしょう。

1 脳の働きを正常に保つこと

基本は正しい食事と適度な運動と正しい生活リズムです。人は夜行性ではありませんから、朝起きて、夜寝る、これが脳を正しく保つ方法です。ストレスを抱え込むことも良くありません。朝起きて、太陽の光を浴びて体を動かすようにすれば、ストレスもかなり発散されます。
また、脳への強い刺激になるものも避けるべきです。ウォークマンやアイポッドなどで耳元から大きな音を脳に入れることは良くないでしょう。この種のイヤホン機器の普及曲線と、潰瘍性大腸炎の増加曲線は、良く一致しています。携帯電話の電磁波も関係があるか知れません。ライブコンサートなどで使われる巨大音響のスピーカーも危険です。 パソコンやテレビゲームのしすぎも良くありません。ピカチュウで子供たちの脳がパニックになったことがありました。

2 間違った信号を脳に送らないこと

胃腸を整える
唐辛子などの刺激物を大量に食べたり、過度にアルコールを飲むことは胃腸の働きを狂わせます。 動物性の油を食べ過ぎたり、多量の牛乳を飲むことも良くありません。前述の「めぐの日記」に、「UCの人はケーキの好きな人が多い」という薬剤師の体験談がありますが、ケーキに含まれる牛乳や悪い脂肪酸(ショートニングなど)や過度の砂糖は胃腸によくありません。
また「増粘多糖類カラギーナン」という食品添加物が胃腸に潰瘍を起こすことも動物実験で確認されています。缶コーヒーのミルク分やゼリーなどに使われています。
生肉ユッケなどの生肉は危険です。
また、頭痛薬、痛み止め、風邪薬、下痢止めなどの、市販薬が胃腸を痛めることがありますので、むやみに服用しないほうが良いでしょう。

便秘をしない
便秘は脳の指令ではなく、大腸で単独に起きる現象ですが、便秘も胃腸の正しい働きを妨げます。食物繊維を多く食べること、水分を十分摂取すること、生活上で排便のリズムを整えることが大切です。水分を十分にとることは、下痢で脱水症状などが起きている時や、大腸の内視鏡検査で下剤を飲んだ後にも大切です。

Nyuuankin_5 腸内細菌を活発にする
自分で生きた乳酸菌を作って、それで豆乳ヨーグルトを作ることも有益です(写真は自家製の植物性乳酸菌)。牛乳ではなく大豆ですから、植物性のヨーグルトができます。ヨーグルトにすると乳酸菌の数が百倍に増えます。これを食べると善玉の腸内細菌が活発になります。豆乳ヨーグルトの作り方はこのサイトで紹介しています http://www.minusionwater.com/tounyuuyogulto.htm

体を冷やさない
低体温や体の冷えも腸の働きを悪くします。夏に冷たいものを簡単に飲んだり食べたり出来るようになったことと、冷房をガンガンかけて生活するようになったことがUCの隠れた原因になっているでしょう。夏場の冷たいものの取りすぎや、過度の冷房は避けましょう。

Silvertirasi15_7 磁気活水器の特性

水に強い磁気を当てると、水の表面張力が下がることが北海道大学の研究で分かっています(右)。

その結果、磁気活水は浸透性がよく、毛細管現象が起こりやすくなっています。

そして起きた変化は、鐘をゴーンと突くとなかなか鳴りやまないように、1ヶ月間くらい持続します。

脳に水が届く

磁気活水は吸収がよく、飲むとすぐに口腔やノドや食道や胃から吸収されて全身に行き渡って、胃がチャポチャポしません。飲みやすく、体に行き渡りやすい水になっています。これは表面張力が下がっていることの結果だと思われます。
特に脳にも良く届くようで、磁気活水で暮らしていると、心が穏やかになり、意識がはっきりし、集中力が増すなど、脳に良いことが起こっています。

Nintishou_3 「認知症は水で治る」という本が出ています(右)。年を取ると水を摂取することが難しくなり、水が不足すると意識に異常が起きてくるそうです。そして、水をうまく補給すると、その異常が収まってくるのだそうです。

実はこのことは私たちの磁気活水器「マグプレミアム」での体験とも一致しています。私たちはなるべくこまめに磁気活水を飲むようにしていますが、そうしていると脳の働きも良くなるようです。認知症の進行が進まなくなった体験例もあります。

腸が温まる

また、全身の毛細血管の血液の流れが良くなってくるようで、手足が冷えて困っていた人が、足の先までポカポカしてきた例があります。体温が低い人が、だんだん上がってきた例があります。腹巻やカイロよりも、腸への血流を良くすることが、腸を温め、腸の働きを良くすることになると思われます。

Silvertirasi8_4手の炎症が改善された

血の流れが良くなることで新陳代謝が上がり、長年治らなかった皮膚炎が改善された例もあります(右)。
入浴で湯が毛穴のちょっと奥までしみ込んで老廃物を引き出してくれたこともあるでしょう。
薄紙をはぐように回復しています。

このように、磁気活水は体によくしみ込みます。
脳と腸にもうまく届いてくれるようです。

丹波の青年のUCが良くなったわけ

ここまでのUCについての考察と、磁気活水の特性とを合わせると、前述の丹波の青年のUCが急に良くなったのは、偶然ではなく必然だったのかも知れません。
ナントカの天然水といった普通の水ではなく、水の構造が変わって しみ込みが良くなっている磁気活水を多く飲むことで、脳や腸に水がよく行き渡って信号機能のズレが回復し、血行が良くなって体が温まって腸の活動が良くなり、脱水状態が解消されて体力が回復したという、UCから回復するために望ましいことが、自然にいくつも同時に起きたのではないかと思われます。

私たちの体験でも、UCと診断されるほどではなくても、マグプレミアムで慢性の下痢が良くなった人や、便秘が解消された人はたくさんいます。

ただし、以上のことはすべて個々人の体験ですから、全ての人に起きるとは限りません。

水ですから副作用はありません。家の水道管の根元に設置しますから、飲み水だけでなくお風呂も磁気活水になり、入浴がとても気持ち良くなり、体がよく温まって血のめぐりが良くなります。

Silvertirasi6_2  

家計が節約になる

本品の利点は、一度設置すれば家族全員がほぼ半永久的に磁気活水で暮らせるようになり、保守費運転費が不要で、コストパフォーマンスが良いことです。磁石は永久磁石で強力で、60年で2%ほど力が衰えるだけです。
また、野菜が長持ちする、洗剤が減らせる、車がピカピカになる、トイレの黄ばみがとれる、浴槽の湯垢がとれる、高級シャンプーやリンスが要らなくなる、草花がよく茂る、ペットが元気になる、など細々したところで何かと家計費が節減になり、購入費は2年ほどで取り返すことができます。

Baratukaikata2_32ヶ月間の無料貸出し

磁気活水器マグプレミアムを2ヶ月間無料でお貸しできる仕組みがありますので、ぜひお試しください。水道管に設置しなくても、右のような部品をつけて蛇口から水を落として仮使用できます。
ただし貸出時に保証金として4万円(会員の紹介がある場合は2万円)をお預かりいたします。品物を返却していただく時にお返しいたしますので、貸出しそのものは無料です。
もちろん貸出しを受けても購入の義務はありませんが、もしお買い上げの場合は、後日体験記などをお寄せいただくことで、特別価格で販売いたします。多くの方々の良い体験を積み重ねることで、UC問題の解決につながることを願っています。

貸出しの説明↓
http://www.kenkantokyo.com/nikagetu.htm

補遺  クローン病は別の病気
UCに似た疾患として「クローン病」があります。その特徴は潰瘍が、口腔から大腸までのすべての消化器官に発生することで、医療者はUCとクローン病とは区別しています 。本稿の考察も大腸に限るもので、小腸や口腔に起きる潰瘍は下痢では説明できません。2つの疾患は消化器官の潰瘍ということで似ていますが、おそらく違うメカニズムで起きる別の疾患だと思われます。また、前述したようにUCという分類にはいくつかの異なる原因での疾患が混在していますが、本稿の考察は「頻回の下痢」で始まる8割方のUCについての説明です。それ以外の2割のUCついては別の考察が必要です。

潰瘍性大腸炎の解決法(仮説) 完

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月15日 (金)

潰瘍性大腸炎の解決法  (仮説) 第1部(改訂)

前回、潰瘍性大腸炎で入院して緊急手術を控えていた25歳の男性が、私たちが製造販売している磁気活水器マグプレミアムの水を飲んで、1カ月足らずで良くなって手術もせずに退院したことを報告しました。↓

このことに触発されて私は、潰瘍性大腸炎についてインターネットでいろいろ調べました。その結果、潰瘍性大腸炎の発生のメカニズムと解決方法について、1つの仮説を得ました。

磁気活水との出会い

私が磁気活水器を製造販売しているのには個人的な経緯があります。私は工学部を出た技術者ですが、今から20年以上も前ですが、今は36歳になる下の子(男)が幼時から皮膚がカサカサしていたのですが、中学生になって赤くなって痒くなってきて、なんとか治してあげたいといろいろと勉強しました。その結果として「アトピー解決篇」という本を書くことができました。

この本はホームページで全文を公開していますから、ご自由にお読みください。
 ↓
http://homepage1.nifty.com/eskey/firstpage.htm

ホームページを読んだお母さんから、その通りにしたら 2~3ヶ月で良くなったと言って赤ちゃんの写真が送られてきたりしました。

アトピー性皮膚炎は環境疾患

20年前、私は子供のアトピー体験から、いろいろと研究しました。当時、医療者たちは、

◆アトピーは、「原因は不明だが遺伝が関与しており 自己免疫に異常が起きている」病気で、
◆病態は皮膚にかゆみを伴う炎症が起きることで、
◆治療とは、皮膚の炎症を治すことだ

と考えていました。どんな薬をどう塗ったらいいかということが「治療」でした。しかしその考えは次の2点で根本的に間違っていました。

まず第1には、増える病気は「遺伝的体質のせい」ではあり得ないということです。遺伝が関与する疾患が1世代や2世代で急増するはずがありません。増える疾患は体質ではなく、「環境によって起きている」はずなのです。
第2には、皮膚炎は、それを引き起こす環境要因の結果として生じている、体の反応の1つに過ぎません。ですから、炎症を治せば問題が解決するというものではありません。

どういう環境がアトピーを起こすのか、それを調べて、その環境を改善すれば、人はアトピーにはならないし、なっていたアトピーも良くなるはずです。私はそのことを、「アトピー解決篇」と題して出版しました。本の内容は全文インターネットで公開されていて、それを読んでその通りやったら良くなった、と若いお母さんたちから写真が送られて来たりしました。

G82_3

私はその本の中で、環境要因の1つとして浴用の水道水の塩素を挙げています。それは当時、まったく新しい考えでした。
そういう活動の中で私は、水の性質を変える道具として磁気活水器を知り、今は会社を作ってそれを製造販売しています。アトピーは磁気活水でもずいぶん良くなっています。

潰瘍性大腸炎(UC) も 環境疾患

潰瘍性大腸炎は英語でUlcerative Colitis (ウルセラティブ・コリティス)と言い、UCと省略されますので、ここでも以後、UCと表記します。

いま医療者たちは、UCとは

◆「原因は不明だが遺伝が関与しており、自己免疫に 異常が起きている」病気で、
◆その病態は「大腸に潰瘍が出来ていること」であり、
◆その治療とは「潰瘍を治すこと」である。

と言っています。

これは20年前のアトピーについての考えと同じです。しかし、増える疾患は遺伝ではなく、環境によって起きています。また、炎症や潰瘍を治せばよい、という考えも間違っています。

Kaiyousei1_2

UCで医療にかかって、国からの補助を受けている人は2012年現在で13万人で、毎年8千人ずつ増えています。UCと診断されるまでは行かなくても慢性の下痢で困っている人は、この何十倍もいるだろうと思われます。これは遺伝ではありません。

突然起きる「頻回の下痢」

インターネットにたくさん書かれている「体験ブログ」を読むと、多くのケースで、UCのスタートは、まず「頻回の下痢」です。まず、下痢が頻繁に起きてきま す。それもかなり突然に起きます。ですから体験記では、いつそれが始まったかがはっきりと記憶されていて、何年何月にそれが始まった、と明記されている例がほとんどです。単なる慢性の下痢がだんだん重篤になったものなら、いつから始まったという記憶は残らないでしょう。

原因はいくつかあるが・・・

ただし、UCがすべて、突然起きる頻回の下痢からスタートするわけではありません。何らかの原因でまず大腸にびらんや潰瘍が生じて、血便で気づくというケースもあるようです。大腸に潰瘍が出来る疾患をまとめて「UC」と分類していますから、もともと原因が違う疾患が混在しています。

しかし8割がたは「突然起きる」「頻回の下痢」だと思われますので、ここではそのケースについて考察します。

潰瘍は下痢の結果

排便時に大腸の内壁は少しずつはがれているはずで、それが新陳代謝というものですが、あまりに頻繁に排便が起きると、1日に5回も6回も、多い時は20回もの下痢が起きれば、大腸の内壁は、次の層が出来る間もなくはがれてしまい、傷つきます。それが炎症であり「びらん」であり、それが進むと潰瘍になります。

つまり、頻回の下痢によって潰瘍が生じるのであって、潰瘍が下痢を起こしているのではありません。

医療者の書いたものを読むと、「潰瘍が下痢を起こす」と考えているフシがあります。そういうことも少しは起きるのでしょうが、基本的な因果関係は、「下痢が潰瘍を作る」のです。ですから治療すべき対象は、潰瘍そのものではあまり意味はなく、頻繁に下痢が起きる状態をなんとかすべきです。

下痢とは何か 

下痢には3通りあります。

第1の下痢は

自衛反応で起きる下痢です。異物や毒物を口から摂取したときに、それらを体外に排出するために起こります。上から出すのが嘔吐で、下から出すのが下痢です。
この下痢は大腸だけで起こせる現象ではありません。胃腸で検知した異常が脳に伝えられて、脳がそれに応じて全身に指令を出し、指令に従って体中の体液が集められてきて、それを大腸にあふれさせて洪水を起こして排泄します。全身の体液タンクの栓が開いて体液が失われますから脱水症状になります。
赤痢とかコレラとかO-157とかサルモネラなどの食中毒の下痢がこれです。

Kaiyousei6_2 第2の下痢は

神経性の下痢です。ストレスや不安で便意が生じて、まだ水分が吸収しきれていない未完成の便が排泄されます。

よくテレビのコマーシャルでやっている、会議の前に下痢をしそうになったけど、この薬で収まった、とかいうのがこれです。また、昔、「シコ踏んじゃった」という映画があり、助演の竹中直人が、毎回の相撲の試合の直前にお腹がゴロゴロしてきてトイレに駆け込むというシーンがありました。気持ちが緊張して起きる神経性の下痢です。

ストレスや不安は脳から体に発信されますから、脳からの指令で大腸が刺激されて起きるという点では、第1の下痢と似ています。しかし異物が侵入してきたわけではなく、体中の水分を集めてくるという指令もあまり出ませんから、腸内の便が出てしまえば収まります。

第3の下痢は

単純に大腸の不調で起こります。大腸での水分の吸収が悪くなって、便が水っぽくなって排泄されます。これは大腸だけで起きる現象で、脳は関係がなく、単に大腸の調子が悪いだけです。たとえば、お腹を冷やして腸や腸内細菌の活動が悪くなったときなどに起こります。

UCの下痢は第1の下痢

体験ブログを読むと分かりますが、水のような便が1日に何回も大量に噴出しますから、排泄される水の量は大量です。これは腸だけで起こせる下痢ではありません。体中の体液を集めて起きています。つまり、脳からの指令で起きる第1の下痢が、UCの下痢です。

ただし、異物や毒物の侵入があったわけではありません。

UCは脳の誤作動

異物や毒物が侵入していないのに、脳から指令が出て腸内に水があふれて起きる下痢が、潰瘍性大腸炎の下痢です。つまり脳の指令の誤作動、これが潰瘍性大腸炎の本質です。

そして、それによって頻回の下痢が起こり、その結果、腸が激しく損傷しますから、やがて、大腸自体の不調で起きる第3の下痢がからんできます。また、いつ排便が起きるか分からないという不安から神経性の第2の下痢もからんできます。

潰瘍がだんだんひどくなることはアナログ的にだんだん起きて来そうですが、脳の誤作動による信号異常は、だんだん起きてくるよりも、何らかの限界を越えることで突然激しく起きるという、デジタル的な変化ではないかと思われます。

体験ブログはこもごもに、頻回の激しい下痢が、ある日突然起き始めたと語っています。それは、それが脳の誤作動で生じていることを示唆しているのではないかと思われます。

脳の誤作動の原因

脳の警報装置が誤作動を起こすメカニズムは

   1.脳の情報発信機能そのものに障害が起きている
   2.胃腸から脳に間違った信号がインプットされる

ということでしょう。

1については、脳の働きを改善する必要があります。

2については、脳に警報を出させる元の信号の多くは胃腸から来るもので、異物や毒物ではないのに、胃腸がそれを異物や毒物であるかのように脳に信号をインプットしてしまうのです。これを直すには胃腸の機能を正常化する必要があります。

つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年9月 »